定期接種(公費)・個別接種・接種回数4回
1期初回2回、1期追加1回、2期1回(小学4年) |
現在使用されていません
マウス脳由来日本脳炎ワクチンは平成22年3月9日に最終製造ロットが有効期限を迎えたため接種終了となり、現在は使用されていません。
*マウス脳を使用せずに製造され、副作用がより少ない、乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン(ジェービックV)が平成21年6月に発売されています。平成22年4月1日付で上記の「積極的接種勧奨の差し控え」は廃止され、現在は皆さんにお勧めすべきワクチンに戻りました。日本脳炎の予防は今後も必要です。
*日本脳炎2期(小学校4年、9歳から13歳)の接種には、現行の法制度では、新ワクチン乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン(ジェービックV)を定期接種として接種することができません。更に、平成22年3月10日以降はマウス脳由来ワクチン(旧ワクチン)も製造を中止しており最終ロットの有効期限が切れてしまいましたので、現時点ではいずれのワクチンも接種できない状況になっています。いずれ、制度が変わり新ワクチンが使用できるようになります。また、接種年齢を過ぎてしまった場合には、市町村が救済措置の期間を設けることになると考えられていますので、市町村から連絡が来るまでお待ち下さい。
詳しくは・・厚生労働省 日本脳炎ワクチンQ&A
*平成17年5月に、厚労省から「マウス脳由来の日本脳炎ワクチンは、ADEMという希な副作用が心配なため、国は積極的に接種することをおすすめしません」というお知らせが出されました。それ以降、ほとんどの自治体で旧ワクチンによる日本脳炎ワクチン接種が行われなくなりました。平成22年4月1日付で上記の「積極的接種勧奨の差し控え」は廃止され、現在は皆さんにお勧めすべきワクチンに戻りました。
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標準的な接種期間は、1期初回は3歳から4歳まで、1期追加は1期初回終了後おおむね1年後です。
公費で接種できる期間は6ヶ月から7歳6ヶ月までです。
(1期は6ヶ月から接種できますが3歳未満の方は接種できるワクチン量が通常の半分になります。)
2期の標準的な接種年齢は小学4年生(9歳以上13歳未満の方)です。現在、法制度の問題で新ワクチンを2期の定期接種(公費)で接種することはできません。法律が改正されるまでもうしばらくお待ち下さい。早期に2期を接種ご希望の方は同意書に署名をした上で、旧ワクチン(マウス脳由来)を接種することができます。
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従来の日本脳炎ワクチン(マウス脳由来)は重い副反応がでる可能性が否定できないため、積極的に接種をお勧めすることを差し控えるよう、厚生労働省から指示が出されていました。そこで、副反応がより少ない安全なワクチンの開発が始まり、新ワクチン乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン(ジェービックV)が平成21年6月2日に発売されました。
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日本脳炎は、コガタアカイエカという蚊によってうつる、日本脳炎ウイルスによる感染症です。発症すると死亡率は15%と高く、特に子どもや老人では死亡の危険性が大きくまります。また、命を取り留めても脳に障害を残すことが多い病気です。患者さんが発生している地域は日本、韓国、中国、タイ、ベトナム、インド等の東南アジア・南アジア一帯で、さらにオーストラリアまで報告されています。
病気の移り方:ブタなどの体内で増えた日本脳炎ウイルスが蚊によってヒトに感染します。 ブタ→蚊(コガタアカイエカ)→ヒトという感染経路です。
ヒトからヒトへはうつりませんから、日本脳炎の患者さん→蚊→ヒト、という移り方はしません。
7〜10日の潜伏期間の後、高熱、頭痛、嘔吐、意識障害、けいれんなどの症状を示す急性脳炎になります。
感染者のうち1000人〜5000人に1人が脳炎を発症します。脳炎のほか髄膜炎や夏かぜ様の症状で終わる人もいます。脳炎にかかった時の死亡率は約15%、神経の後遺症を残す人が約50%います。 |
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日本脳炎の抵抗力(免疫)をつけることができます。
日本では平成17年5月から、旧日本脳炎ワクチンの接種勧奨を一時見合わせているため、日本脳炎の免疫を持っていない子ども達が増えつつあります。
このような子ども達を守るためにも、より副作用が少ない新ワクチン乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン(ジェービックV)の接種をお勧めします。
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小児123例中49例(39.8%)に副反応が認められました。これは、発売前の臨床試験の成績です。 主なものは、発熱(18.7%)、2日以内の発熱は約2%、接種部位の発赤・腫脹(はれ)は約9%にみられます。
また、旧日本脳炎ワクチン接種70万〜200万回に1回程度、極めてまれにADEM(急性散在性脳脊髄炎)が発生すると考えられています。
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