定期接種(公費)・個別接種・接種回数4回
1期初回2回、1期追加1回、2期1回(小学4年) 平成23年9月12日更新 |
国の都合で日本脳炎ワクチンを接種できなかった方に救済接種が行われています。
平成23年5月20日付で救済接種の年齢が拡大され、7歳6ヶ月〜9歳の方も接種できるようになりました。また、9歳以上の方は2期(4回目)の接種を忘れないようにしましょう。
平成22年4月1日付で日本脳炎ワクチンは皆さんにお勧めすべきワクチンに戻りました。公費(無料)で接種できます。
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日本脳炎ワクチンは4回接種です(一期は3回、二期が1回)。
以前に旧ワクチンを接種していた方は、今から新ワクチンを接種して下さい。新旧あわせて4回接種します。
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(1)一期初回(2回接種)・一期追加(1回接種)
公費接種期間は6ヶ月から7歳6ヶ月の前日まで。
標準的な接種期間は、一期初回は3歳から4歳まで、一期追加は一期初回接種終了後おおむね1年後(11ヶ月後〜13ヶ月)です。
一期接種の定期接種年齢(7歳6ヶ月)を過ぎてしまった方も、平成23年5月20日からは救済措置により接種できます。
(一期は6ヶ月から接種できますが3歳未満の方は、接種できるワクチン量が半分になってしまうので、通常3歳から開始します。)
(2)日本脳炎二期(1回接種)
定期接種の接種期間は9歳から13歳の前日まで。平成23年5月20日からは、13歳以上の方も公費で二期接種ができるようになりました。
通常は、一期追加接種(3回目の接種)が終わってから、概ね5年後をめどに接種します。
平成22年8月27日の法改正により二期接種にも新しい日本脳炎ワクチンが使用できるようになりました。
*以前中学3年生で行われていた日本脳炎3期の接種は、平成17年7月29日付で廃止されました。古い母子手帳には日本脳炎3期という記入欄がありますが、現在の母子手帳にはありません。
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1.平成17年5月30日
日本脳炎ワクチン「積極的勧奨差し控え」が急遽始まり、殆どの自治体で接種勧奨(予診票の郵送等)を取りやめました。
2.平成21年6月2日
新しい日本脳炎ワクチン(細胞培養ワクチン)が発売され、日本脳炎一期の接種に使用できるようになりました。この時点で、日本脳炎ワクチンの接種が再開されました。
3.平成22年4月1日
日本脳炎一期の接種について、自治体としての接種勧奨が再開されました。
4.平成22年8月27日
日本脳炎二期の接種に、新しい日本脳炎ワクチン(細胞培養ワクチン)が使用できるようになりました。
5.平成23年5月20日
7歳6ヶ月〜9歳まで、および13歳以上の方も「特例対象者」として接種できるようになりました。
「特例対象者」とは平成7年6月1日生まれ〜平成19年4月1日生まれの方です。
6.平成23年9月12日
高崎市に住民票があり、かつ、誕生日が平成7年4月2日〜平成7年5月31日の方は、高崎市独自の救済措置により、公費で2期接種が受けられます。
この制度で公費接種するためには、ご自宅に郵送されている「同意書」が必要です。また、日本脳炎2期接種だけが対象になり、1期接種は公費で接種できません。
厚生労働省のQ&A(平成23年7月改定) |
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新しい日本脳炎ワクチンは、Vero細胞(アフリカミドリザル腎臓由来細胞)で日本脳炎ウイルスを培養増殖させて作られています。更に、ワクチンを凍結乾燥させています。このような工程を経て製造されているので、「乾燥細胞培養」日本脳炎ワクチンと呼ばれます。
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日本脳炎ウイルスの感染で起こります。
ブタなどの体内で増えたウイルスが蚊によって媒介されヒトに感染します。
ブタ→蚊(コガタアカイエカ)→ヒトという感染経路で感染します。
一方、ヒトからヒトへはうつりません。
日本脳炎の患者さん→蚊→ヒト、という移り方はありません。
感染後に発症すると、7〜10日の潜伏期間の後、高熱、頭痛、嘔吐、意識障害、けいれんなどの症状を示す急性脳炎になります。
感染者のうち1000人〜5000人に1人が脳炎を発症します。脳炎にかかった時の死亡率は約15%、神経の後遺症を残す人が約50%います。
しかし、殆どの感染者は症状がでない不顕性感染で済み、稀に髄膜炎や夏かぜ様の症状だけで感染が終息する人もいます。
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日本脳炎の抵抗力(免疫)をつけることができます。
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乾燥細胞培養日本脳炎ワクチン(新ワクチン)の副作用は小児123例中49例に認められました。
発熱(18.7%)、咳嗽(11.4%)、鼻漏(9,8%)、注射部位紅斑(8.9%)であり、これらの副反応のほとんどは接種3日までに見られました。
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