今シーズン、インフルワクチンは2種類から選べます
【従来の注射ワクチン】
【点鼻ワクチン(フルミスト点鼻液)】
同一のワクチンではありませんが、効果は国によって確認されています
注射ワクチン | 点鼻ワクチン | |
---|---|---|
名前 | インフルエンザ HAワクチン |
フルミスト 点鼻液 |
タイプ | 不活化 ワクチン |
生 ワクチン |
接種方法 | 注射 | 点鼻 |
接種年齢 | 6か月~ | 2歳~18歳 |
ワクチン株 | WHO選定株を参考にして日本で決定 A型2種類 B型2種類 |
WHO選定の世界標準株 A型2種類 B型1種類 |
副反応 | 発熱 接種部の腫れ 倦怠感など |
発熱 鼻かぜ症状 インフルエンザの症状 |
料金 税込み |
4000円×2回 | 9000円×1回 |
フルミスト点鼻液について
点鼻のインフルエンザワクチンです
好評のため、初回納入分は即日完売しました。
入荷は順調ですのでご希望の方はご予約ください。数に限りがあります。
<特徴>
・注射針を使いません
・2歳~18歳に使用
・2024/2025シーズンから使用可能に
・WHOが選定したワクチン株を使用
<メリット>
・1回接種(左右の鼻に噴霧)で完了
・注射が苦手なお子様も使用可能
<注意点>
・数日以内に風邪症状が見られる事があります
・ゼラチンアレルギーの症状が強い方は受けられません
・ぜん息の重症度が重い方は受けられません。
・鶏卵アレルギーの症状が強い方は受けられません
(ぜん息・鶏卵につては、当院で定期的に診察・治療している方はご相談ください)
<料金> 1回9,000円(消費税込み)
<予約>10月7日~
<接種>10月18日~
いつから予約できますか?
【従来の注射ワクチン】
9月9日からご予約開始
【点鼻ワクチン(フルミスト)】
10月7日から予約開始
注射→点鼻への変更もネット予約で行えます
ネット予約をご利用下さい。初めての方でもご予約できます。
※インフルエンザの2回目接種をご希望の方は、1回目接種時にお申し出下さい(1回目を接種しないと2回目予約に進めません)
日曜日も接種できますか?
11月23日土曜日(祝・土)に集中接種を行います
申し込み方法
・代表電話で申し込み
・1回目接種時に窓口で申し込み
※1回目を11月23日土曜日(祝日)に接種した場合、2回目は最短で2週間後に接種します。時期的に2回目の接種の予約がとれない場合があります
いつから接種できますか?
例年通り10月1日(火)から接種を開始しました
毎日接種できます。
接種して効果が出るのに1ヶ月程度かかります。
流行前に接種するため、10月に1回目、11月に2回目を接種するのが理想です。
どのような人に接種が勧められていますか?
小児・高齢者・ハイリスク群(妊婦等)・医療関係者です
厚生労働省はCOVID-19とインフルエンザの同時流行も懸念されるので、小児(特に乳幼児~小学校低学年(2年生))へのインフルエンザワクチンについて、接種が強く推奨される、としています。
(今年は南半球ですでにインフルが流行しています。日本では4年間流行がなかったためインフルの免疫を持っている方も減っていると思われます。)
接種費用は?
【従来の注射ワクチン】
1回 4,000円(税込み)昨年と同じ料金です
但し、13歳未満は原則2回接種です
【点鼻ワクチン(フルミスト)】
1回 9,000円(税込み)
赤ちゃんも接種できますか?
はい、接種できます。
【従来の注射ワクチン】
生後6ヶ月~
【点鼻ワクチン(フルミスト)】
2歳~18歳まで
接種回数は?
【従来の注射ワクチン】
13歳以上 ・・・・・1回
6ヶ月~13歳未満・・2回
(受験生は2回接種をお勧めしています)
【点鼻ワクチン(フルミスト)】
1回接種
接種間隔は?
【従来の注射ワクチン】標準的な接種間隔は4週間です。
年末やお急ぎの場合は、2週間あければ2回目を接種できます。
他のワクチンを同時接種できますか?
はい、殆どのワクチンと同時接種できます。
ヒブワクチン、小児用肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチン、四種混合ワクチン、BGC、麻しん・風しん混合ワクチン、おたふくかぜワクチン、水ぼうそうワクチン、日本脳炎ワクチン、二種混合ワクチンなど。
新型コロナワクチンも同時接種できます。
接種量は赤ちゃんも大人も同じですか?
【従来の注射ワクチン】
いいえ、年齢によって接種量が変わります。
6ヶ月~3歳未満・・0.25ml
3歳以上~ ・・・・0.5ml
【点鼻ワクチン(フルミスト)】
はい、2歳児も18歳時も同じ量を接種します。
左右の鼻の穴の中に0.1mLを1噴霧ずつ
乳幼児のワクチン有効率は?
【従来の注射ワクチン】乳幼児は60%の有効率です
6歳未満の小児を対象とした2015/16 シーズンの研究では、発病防止に対するインフルエンザワクチンの有効率は60%と報告されています
平成28 年度 厚生労働行政推進調査事業費補助金(新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業「ワクチンの有効性・安全性評価とVPD(vaccine
preventable diseases)対策への適用に関する分析疫学研究(研究代表者:廣田良夫(保健医療経営大学))」
せっかくワクチンを接種しても運悪くインフルエンザに罹ってしまう方もあります。
しかし、重い合併症はインフルエンザにかかったお子さんの中から発症するわけですから、ワクチンを接種して、インフルエンザにかかるお子さんを減らすことはとても意義のあることです。
成人のワクチン有効率は?
成人には60%の有効率です
ワクチン接種なし 30/100人 インフルエンザ発病率30%
ワクチン接種 24/200人 インフルエンザ発病率12%
→ ワクチン有効率={(30-12)/30}×100=60%(厚労症HPより)
60%という数字は、発熱・咳などの「発病を抑制する」効果です。
ワクチンには「発病抑制」以外にも、発症後の肺炎や脳症等の「重い合併症を予防する」効果があります。
A型にもB型にも効きますか?
はい。
【従来の注射ワクチン】A型2種類、B型2種類が入っており、A型にもB型にも対応できます。
【点鼻ワクチン(フルミスト)】A型2種類、B型1種類が入っており、A型にもB型にも対応できます。
ワクチンは不足しませんか?
不足する事もあります。
今年度(2024/2025)は
【従来の注射ワクチン】は不足しない見込みです。
【点鼻ワクチン(フルミスト)】はもともと供給量が少ないので、不足する可能性があります。
メーカーによる差はありますか?
注射のワクチン株はすべてのメーカーで共通です
【従来の注射ワクチン】はどのメーカーの製品に於いても、同じ株が使用されており、A型2種類、B型2種類、合計4種類が含まれます。
但し、ワクチンに含まれる添加物等がメーカーにより異なる場合があります。
メーカーの差による最も大きな違いは「接種できる年齢」です。
2017/2018シーズンからは「北里第一三共」のインフルエンザワクチンは、生後6ヶ月~1歳未満児には接種できません。
【点鼻ワクチン(フルミスト)】に含まれる株は従来の注射ワクチンと異なります。
A型2種類、B型1種類、合計3種類が含まれます。
WHOが選定したワクチン株を使用しており、日本の流行株とは異なります。
昨年とワクチン株が変わりましたか?
はい、【従来の注射ワクチン】はA型が1種類変更になりました。
【従来の注射ワクチン】の株はどのように決まるのですか?
国立感染症研究所で候補が決められ、国が決定します。
国立感染症研究所では(大まかに)次の項目を総合的に評価して、次シーズンのワクチン株を決めています
・世界各国の流行株(WHOワクチン株選定会議)
・国内の流行株
・前シーズンのワクチンと流行株との反応性
・ワクチンの製造効率