HPVワクチンQ&A|小泉重田小児科

HPVワクチンQ&A

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HPVワクチンが普通の定期予防接種に戻りました(令和3年11月26日~)

HPVワクチンは、令和3年11月26日から予診票が届く普通の定期予防接種に戻りました。
これからは日本脳炎や二種混合のように、HPVワクチンも予診票がご自宅に届きます(令和4年4月頃から)。

定期予防接種として接種できる対象は?

小学6年~高校1年相当年齢の女子です。
(対象:12歳となる日の属する年度の初日~16歳となる日の属する年度の末日までの間にある女子)

お勧めの接種時期(接種年齢)は?

標準的な接種年齢は中学1年生の女子です。
(標準的な接種期間:13歳となる日の属する年度の初日~当該年度の末日までの間にある女子)

高校2年以上になっています。すぐに有料で打つか?救済措置を待つか?

ライフ・スタイルを考慮して決めましょう。
令和3年11月26日、厚労省はHPVワクチンを打ち漏らした人に対する救済方法(公費による接種機会の提供等)の検討に入りました。
救済範囲は今後決定されますが、「一時的な接種勧奨の差し控え」を行っていた間に接種できなかった方と思われます。
HPVは性交渉で感染するウイルスです。そこで、接種を受ける方のライフ・スタイルを考え合わせ、お決めになると良いでしょう。
成人に近い年齢で、感染機会が直近にありそうな場合は、自費で接種する事も考えられます。
まだ、高校生で感染機会がなさそうであれば、もう少し待って救済措置の概要が定まってから接種するほうが経済的です。

接種前に必要なことがあります?

はい。ワクチンの必要性・副反応などを十分にご理解の上で接種して下さい。
そのために、厚生労働省作成の最新リーフレット(PDF)をお読み下さい。
リーフレットには、HPVワクチンは以前と同様に定期接種であり、中止されているのではないこと、安全性、効果、副反応の頻度、ワクチンを受けても20歳になったら子宮頸がん健診を受ける必要があること、などが記載されています。
厚労省リーフレット:
「小学6年生~高校1年生相当の女の子と保護者の方へ大切なお知らせ」
(普通の定期接種に戻ったことで、リーフレットは近々更新版が出されます)
概要版(高崎市から高1に送付されたもの)
詳細版

結局、打つ?打たない?どちら???

当院は接種をお勧めします。
このご質問は良く寄せられます。
「自治体からのお知らせでは、結局、接種を勧めているのか? 勧めていないのか?判らない。予診票も届かないし、どうすればいい?」
というお悩みだと推察致します。
これは自治体が、国からの次の2つの指示に板挟みになっていたためです。
1)2013年6月、厚生労働省から出された「積極的にHPVワクチンの接種をお勧めする事を差し控える事」という指示
2)2020年10月、同じく厚生労働省から出された「接種対象者と保護者にHPVワクチンを正しく知って戴くための資材をお届けする事」という指示

2021年11月25日までは、1)の指示も有効でだったため、「ワクチンを正しく知って戴くための資材」に同封されている自治体からのお手紙には、必ず「今回のお知らせは、接種をお勧めするものではありません」という主旨 文言を入れざるを得ないのです。これが、多くの方に疑問を生じさせていました。
※2021年11月26日、「1)積極的勧奨の差し控え」が廃止されました。令和4年4月頃から順次、ご家庭に予診票が郵送されるでしょう。(2021.11.26追記)

それでは「打つ?・打たない?」の判断はどうすべきでしょうか?
かかりつけ医や予防接種実施医療機関の医師から、ワクチンの説明を受けて下さい。疑問点があれは質問し、その場で決まらなければ、自宅に持ち帰ってご家族で相談下さい。

どうして予診票が郵送されなかったのですか?

2013年6月、厚生労働省が出した指示により、自治体が接種対象者に予診票や案内書などを送る事を差し控えていたからです。
厚生労働省は子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)の副反応については、2013年6月14日に開催された専門家の会議において、これまでに収集された医学的情報をもとに分析・評価され、ワクチン接種の有効性と比較した上で、定期接種を中止するほどリスクが高いとは評価できないと判断しました
そして、その会議では、接種部位以外の体の広い範囲で持続する疼痛の副反応症例等について十分に情報提供できない状況にあることから、「接種希望者の接種機会は確保しつつ、適切な情報提供ができるまでの間は、積極的な接種勧奨(予診票やワクチンパンフレットなどの個別郵送)を一時的に差し控えるべき」と決まりました。
予診票の個別配布は「積極的な接種勧奨」に当たるため、予診票の発送を行っていなかったのです。
詳しくはこちら:厚労省「HPVワクチンQ&A」
※2021年11月26日、「積極的勧奨の差し控え」が廃止されました。2022年4月頃から順次、ご家庭に予診票が郵送されるでしょう。(2021.11.26追記)

HPVワクチンは公費(無料)ですか?

はい、定期接種のため公費(無料)です。
日本脳炎ワクチンや二種混合ワクチンと同様に公費(無料)で接種できます。
2013年(平成25年)4月1日から定期の予防接種になりました。

HPVワクチンにはどのような種類がありますか?

予防できるHPVの数の違いにより3種類あります
3種類目のワクチン(9価ワクチン)は2021年2月24日に発売

 
HPV
ワクチン
2価4価9価
商品名サーバリックスガーダシルシルガード9
予防できる
HPVの数
2種類4種類9種類
予防できる
高リスク
HPVの数
2種類2種類7種類
子宮頸がん健診何れのワクチンでも必要です
定期接種
(無料)
×
標準的接種
の完了期間
6ヶ月6ヶ月6ヶ月
最短接種
の完了期間
5ヶ月4ヶ月4ヶ月
自費料金
1回(税込)
16,500円16,500円25,000円
在庫予約注文あり予約注文
男性の接種××

高リスクHPV:HPVには150種類以上の型があります。その中で子宮頸がん・前がん病変の原因になるHPVを「高リスクHPV」と呼びます

9価ワクチンとは何ですか?

最新のHPVワクチンで9種類のHPVに対応できます。
日本では2020年7月21日に製造販売が承認され、2021年2月24日に発売されました。 商品名は「シルガード9」
・現在の所、定期予防接種では使用できません。
・高校2年生になってしまい自費で接種する方は、9価ワクチンを選ぶ方が増えると思われます。
厚労省の指示により全例登録をおこなうワクチンです。そのためのシステムである「ワクチンQダイアリー」への登録が必要です。
初回接種の方は事前に「ワクチンQダイアリー」にアクセスし、スマートフォン等のモバイル端末で「新規登録」を行って下さい。
接種時は毎回必ずスマートフォン等をご持参下さい。

ワクチンQダイアリー

どのような服装で接種に行けば良いですか?

肩が露出できる服装でご来院下さい。
適正な接種を行うために下図のように「三角筋部(肩)を完全に露出した状態」で接種します。
肩が見えない服装の場合は受付時にお声がけ下さい。Tシャツを用意してあります。

高1です。今から定期接種(無料)に間に合いますか?






※ご自身の体調不良、定期試験、病・医院の診療時間、年末年始の休診日なども想定し、予定通りに接種できるようにしましょう。

高1です。今から定期接種(無料)に間に合いますか?


・サーバリックスとガーダシルともに2回目まで無料
 「標準的な接種方法」から「最短の接種方法」へ変更になります
 サーバリックスは接種完了までに「最短の接種方法」でも5ヶ月間かかるため3回目が有料です
 3回目はもともと有料の任意接種ですから、実質的には「標準的な接種方法」で接種できます
・ガーダシル:2回目まで無料
 「標準的な接種方法」から「最短の接種方法」へ変更になります
 接種完了までに「最短の接種方法」でも4ヶ月間かかるため3回目が有料です
 3回目はもともと有料の任意接種ですから、実質的には「標準的な接種方法」で接種できます


※計画通りに接種できない場合も想定し、相当な時間的な余裕を持って早めに接種しましょう。
※土曜日・日曜日、病・医院の診療時間、年末年始の休診日、定期試験、ご本人の体調等にもお気をつけ下さい。

高1です。今から定期接種(無料)に間に合いますか?

2月中に初回接種を開始した場合は
2回まで無料・3回目は有料です
「最短の接種方法」でも、接種完了までに、サーバリックスは5ヶ月間、ガーダシルは4ヶ月間かかりますから、何れのワクチンでも3回目は4月1日を越えるので有料です
サーバリックスは「標準的な接種方法」で2回まで無料
ガーダシルは「最短の接種方法」で2回まで無料。「標準的な接種方法」では1回のみ無料
サーバリックス・ガーダシルはともに3回目は有料です






※計画通りに接種できない場合も想定し、相当な時間的な余裕を持って早めに接種しましょう。
※土曜日・日曜日、病・医院の診療時間・休診日、定期試験、ご本人の体調等にもお気をつけ下さい。

 

高1です。今から定期接種(無料)に間に合いますか?

3月31日まで、1回だけですが無料で接種できます
「最短の接種方法」でも、2回目の接種は4月1日以降になるので、何れのワクチンでも2回目および3回目は有料です。
1回目以降の接種間隔に「無料かどうか?」の縛りがなくなるため、何れのワクチンも「標準的な接種方法」で接種できます。






※計画通りに接種できない場合も想定し、相当な時間的な余裕を持って早めに接種しましょう。
※土曜日・日曜日、病・医院の診療時間・休診日、定期試験、ご本人の体調等にもお気をつけ下さい。

 

HPVワクチンの標準的な接種間隔は?



・2価HPVワクチン(サーバリックス)
10歳以上の女性に、通常、0、1、6ヵ月後に3回接種。

・4価HPVワクチン(ガーダシル・シルガード9)
9歳以上の女性に、通常、2回目は初回接種の2ヵ月後、3回目は6ヵ月後に接種。

「最短の接種間隔」とは何ですか?

添付文書に明記されている正式な接種間隔です。ワクチンによって添付文書の記載方法が異なるので、当院では「最短の接種間隔」と簡略化して記載しています。
HPVワクチンは接種完了までに6ヶ月かかりますが、「最短の接種間隔」ではサーバリックスは5ヶ月で、ガーダシルは4ヶ月で接種できます。この通りに接種すれば定期接種として認められます。

様々な事情で接種間隔がずれても、接種を完了させれば効果は十分に期待できます。
サーバリックスの添付文書には「やむを得ず接種間隔の変更が必要な場合」という記述があり、ガーダシル・シルガード9の添付文書には「本剤の2回目及び3回目の接種が初回接種の2ヵ月後及び6ヵ月後にできない場合」という記述があります。
添付文書に明記されている正式な方法ですから、当院の独自の方法ではなく、かかりつけ医でも同様に接種して下さいます。

HPVワクチンの最短の接種間隔は?

最短の接種間隔は「標準的な接種方法」とは異なります。


・2価HPVワクチン(サーバリックス)
最短5ヶ月で終了します。
やむを得ず接種間隔の変更が必要な場合は、
2回目の接種は1回目の接種から1~2.5ヵ月の間で、
3回目の接種は1回目の接種から5~12ヵ月の間で調整する。

・4価と9価HPVワクチン(ガーダシル・シルガード9)
最短4ヶ月で終了します。
標準的な接種通りにできない場合は、
2回目接種は初回接種から少なくとも1ヵ月以上、
3回目接種は2回目接種から少なくとも3ヵ月以上間隔を置いて実施。

令和2年10月以降、自治体からHPVワクチンのお知らせが届きました。
なぜですか?

令和2年9月25日、厚労省はHPVワクチン・リーフレットのあり方を再検討した結果を公表しました。
今まで使用されていたHPVワクチン・リーフレットは認知度が低く、内容も改善すべき点があるとされました。
そこで、以前のリーフレットを判りやすく改訂しました。そして、令和2年10月9日、国からの通知により、「接種対象者と保護者にHPVワクチンを正しく知って戴くための資材」をお届けすることになりました。
このようなわけで、お知らせが届きました。

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