子どものコロナ感染は家族から(令和3年8月)
デルタ株の流行が増える中で、全国規模では子どものコロナ感染者も散見されています。
保護者や同居の人に、かぜ症状や発熱がある場合は、家庭内から子どもに感染が拡がる事もあります。
お心当たりの方は診察前に電話でご相談く下さい。隔離玄関から入室し診察する体制を整えております。
2歳未満の赤ちゃん、マスクをお勧めしません
日本小児科医会は、令和2年5月25日、「2歳未満の子どもにマスクは不要、むしろ危険です」という見解を公表しました
赤ちゃんは、大人に比べて呼吸器の空気の通り道が狭いので、マスクは呼吸をしにくくさせることがあります
そのため、呼吸や心臓への負担になり窒息の恐れがあるほか、嘔吐した際に窒息につながる危険性も増すことがあります
また、体内に熱がこもって熱中症のリスクが高まることや、顔色や表情の変化から体調の異変に気付くのが難しくなることも懸念されています
米国疾病予防管理センター(CDC)・アメリカ小児科学会も同様のお知らせを行っています
ワクチン、健診はスケジュール通りに受けましょう!
小児科かかりつけ医は、ワクチン・乳幼児健診の時間と空間を分けて個別接種しています
他の病気に感染しないように受けられますので事前に予約して受けましょう
迷わずに相談をしましょう!
子育てはわからないことが多いものです
そのためにも私たち小児科医がいます
一人で悩んだり、ネットで調べたりするとますます不安が大きくなる場合もあります
ためらわずに、かかりつけ医に相談しましょう
子どもに気をつけてあげてほしいこと
1)3密(密閉・密集・密接)を避ける
2)3密を避けて外遊び
3)こまめに手洗い
4)寝早起き、規則正しい生活リズム
安心させてあげる声かけを!
マスクしないとだめ
→マスクをすれば大丈夫
手を洗わないとだめ
→手を洗えば大丈夫
子どもの重症例は殆どいません
・アメリカでは4万人が亡くなっている時点で子どもの死亡例は1例でした(令和2年5月11日時点)
・スペインでは子どもの死亡例はゼロでした(令和2年5月11日時点)
・現時点では世界的に子どもの感染例は少なく、幼稚園や保育園、学校でのクラスター(集団)発生はほとんどありません
・感染した母親の妊娠・分娩でも母子ともに重症化の報告はなく、母子感染はまれです
このページの情報源
公益社団法人 日本小児科医会の作製したリーフレットや情報を参考にしています
日本小児科医会 新型コロナウイルス感染症
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