（１）MRワクチンとは？
　MRワクチンは麻しん（はしか）の予防接種と風しん（三日はしか）の予防接種が混合されたワクチンです。１回の接種により麻しんと風しん両方の抵抗力（免疫）をつけることができます。一生のうちに２回接種する方法が国際的な標準であり、日本では平成１８年度からMRワクチンの２回接種が導入されています。接種時期は、１回目（１期MR)を１歳の赤ちゃんに接種し、更に２回目の接種(２期MR)を幼稚園年長さんの時期に行います。平成１８年６月２日から始まった制度です。ページ先頭に戻る

（２）３期MRの対象者は？
中学１年生が対象です。幼稚園年長の学年で行う２回目のMRワクチン(２期MR)を制度上受けられなかった方を対象に救済対策です。これが３期MRワクチンです。３期MRワクチン対象者は平成２０年度の小学３年生〜平成２０年度の中学１年生までの５学年ですが、一年間で全学年に接種することができないので、平成２０年度から５年間かけて中学１年になる学年で接種します。ページ先頭に戻る

（３）４期MRの対象者は？
高校３年生が対象です。幼稚園年長の学年で行う２回目のMRワクチン(２期MR)を制度上受けられなかった方を対象に救済対策です。これが４期MRワクチンです。４期MRワクチン対象者は平成２０年度の中学２年生〜平成２０年度の高校３年生までの５学年ですが、一年間で全学年に接種することができないので、平成２０年度から５年間かけて高校３年になる学年で接種します。ページ先頭に戻る

（４）４回も接種するのですか？
いいえ。MRワクチンは２回接種します。３期MR、４期MRという言葉を聞くと、いかにも３回目接種、４回目接種という響きがありますがそうではありません。３期MR（中１）・４期MR（高３）は２期MR（幼稚園年長さん）を受ける機会がなかった方に対して救済的に行われる期間限定の予防接種です。中学１年生で３期MRワクチンを受けた方は高校３年の４期MRは接種対象にはなりません。また、平成２４年度の小学生は、幼稚園の年長さんの時期に２回目の麻しんワクチン・風しんワクチン(２期MR)を受ける機会があったので、３期MR・４期MRともに接種対象にはなりません。ページ先頭に戻る

（５）赤ちゃんの頃に麻しんワクチンを受けています。
麻しんワクチン・風しんワクチンは２回接種して下さい。以前は麻しん・風しんの予防にはワクチンを１回接種すれば良いとされていましたが、時間がたつと抵抗力が弱くなることが判ってきました。日本では平成１８年度から麻しん・風しんワクチンは２回接種に変更されています。また、日本は諸外国から「麻しんの輸出国」と呼ばれるくらい麻しんの発生が多く予防対策も遅れています。そこで平成２０年度から２回目のMRワクチンを公費で受けらる年齢層が拡大され、３期MR・４期MRが接種できるようになりました。この機会を逃さないようにしましょう。ページ先頭に戻る

（６）保護者同伴でなくとも接種できますか？
はい。３期・４期MRワクチンの予診票に保護者の同意を示す署名、住所、緊急連絡先の記載がある場合は中学１年生が一人で来院されても接種できます。（小学６年生で接種する二種混合ワクチンを医療機関で接種する場合は今までどおり保護者の同伴が必要です）ページ先頭に戻る

（７）MRワクチンの副作用は？
発熱は５人に１人程度、発疹は１０人に１人程度の割合で発生します。これらの症状は接種後４日〜１４日に多くでます。なお、接種後数日中に過敏症状と考えられる発熱、発疹、かゆみなどがでることがありますが、１〜３日でなおります。また、全国の健康状況調査報告ではアナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、脳炎、けいれんなどの副反応が報告されており、まれに生じる可能性があります。ページ先頭に戻る

（８）いつから接種できますか？
新年度が始まる４月１日から接種できます。厚労省の接種推奨期間は４月〜６月です。調子の良いときになるべく早く接種しましょう。ページ先頭に戻る

（９）予診票はどこで入手できますか？
今年度の接種対象者にのみ３月末に高崎市からご自宅宛に発送されています。予診票が見あたらない方はお問い合わせ下さい。ページ先頭に戻る
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