|
|
今度の病気でまだお薬を服用していない場合は、処方されたお薬を帰宅後すぐにお飲ませ下さい。せっかくお薬をもらっても服薬が遅くなると、それだけお薬の効果が現れるのに時間がかかるからです。
2回目以降のお薬は薬を与える間隔を参考にして下さい。また、子ども用のお薬は空腹時に服用して胃を荒らしたりすることは殆どなく、むしろ、空腹時にお薬をお飲ませいただく方が良い場合もあります。 |
|
|
このページの先頭へ |
|
|
|
|
1日3回のお薬は8時間毎に、1日2回の薬は12時間毎に服用するのが理想的です。
2〜3時間のズレは気にする必要はありませんから、お子さんの生活リズム(睡眠パターン)を崩さないようにする事が大切です。
1日3回のお薬が1日2回しかのめない場合は、お薬を減らして服用していることになるので、特に抗生物質は期待した効果が十分に得られません。 |
|
|
このページの先頭へ |
|
|
|
|
1日3回のお薬は、夜のお薬と朝のお薬の間隔が長くならないようにするのがポイントです。
服薬例:起床7時頃、就寝21時頃の場合
朝起きたらすぐに1回目(7時頃)、お子さんが寝る前に3回目(21時頃)、2回目はその中間の14時頃(7時と21時の中間は14時頃)に服用するとよいでしょう。8時間毎が理想的ですがお子さんの睡眠を妨げないようにしましょう。
|
|
|
このページの先頭へ |
|
|
|
|
|
お子さんを保育園から引き取ったらすぐにお薬をお飲ませ下さい。1日3回のお薬は8時間毎に服用すると最も効果があります。保育園で昼の12時頃に服薬すると朝と昼の間隔が短すぎる事もあります。
服薬例:保育園から帰る時間が16時頃、起床7時頃、就寝21頃の場合
保育園から帰ったらすぐに2回目を服薬(16時頃)、寝る直前に3回目を服薬(21時頃)、朝起きたらすぐ1回目をお飲ませ下さい(7時頃)。
この場合、1回目と2回目の間隔が9時間、2回目と3回目の間隔が5時間であり、おおむね8時間間隔で服薬できます。2〜3時間のズレは気にしなくても大丈夫です。
|
|
|
このページの先頭へ |
|
|
|
|
|
大丈夫です。
大人の薬と違い通常の服薬量で空腹時に胃を荒らすことは殆どありません。病気のお子さんは規則正しく食事が取れない事が多く、おっぱいやミルクを飲んでいる赤ちゃんでは何時が食後なのか判りにくいものです。
特に、嘔吐・下痢などの胃腸症状の強いお子さんは、腸の働きが弱っていることが多いので、服薬後30分くらいは食事を控えた方が良いこともあります。
|
|
|
このページの先頭へ |
|
|
|
|
|
どちらでも良いのですが、お薬をお飲ませになる前後30分くらいは哺乳は控えましょう。ミルクでお腹がいっぱいになっている時に服薬すると、お薬とミルクが混ざったものを吐きやすいものです。
赤ちゃんは哺乳後のゲップ(排気)のために少量のミルクを吐くことが良くあります。これは病気ではなく溢乳(いつにゅう)と呼ばれます。 |
|
|
このページの先頭へ |
|
|
|
|
|
服薬してすぐ吐いてしまった場合や、明らかにお薬が出てしまった場合はもう一度同じ量のお薬ををお飲ませになっても良いでしょう。
但し、吐いた後は30分くらい休憩してからお薬をお飲ませ下さい。
服薬して30分以上たってから嘔吐した場合は、お薬が吸収されていると考え再投与しない方が良いでしょう。 |
|
|
このページの先頭へ |
|
|
|
|
咳がでているお子さんは、咳をする事によって腹筋が胃を圧迫するため、吐きやすい状態になっています。嘔吐を予防するためには、なるべく空腹時に服薬すると良いでしょう。また、お薬の種類が多い場合は何回かに分けてお飲ませ下さい。 |
|
|
このページの先頭へ |
|
|
|
|
一度に全てのお薬を与えられなくても大丈夫です。まずのめるお薬から与え、気分転換をして30分くらい経ってから苦手なお薬をお飲ませ下さい。その逆でも良いでしょう。 |
|
|
このページの先頭へ |
|
|
|
|
|
哺乳ビンが使える赤ちゃん:
シロップ剤を乳首にいれてそのままくわえさせて下さい。その後、白湯(さゆ)や番茶などを少量お飲ませ下さい。
|
|
|
哺乳ビンが使えない方:
1回にたくさんの薬を口に入れない事がポイントです。お子さんは大人と違ってツバをためてペッと吐くことは余りありません。そこで、スポイトなら3〜4滴、小スプーンなら3分の1位の量を口の奥の方に入れます。そのまま待っていれば唾液と一緒に飲み込んでしまいます。飲み込んでから、また残りのお薬をお飲ませ下さい。
薬にトロミをつけると吐き出しにくくなるので、ガムシロップを少量加えても良いでしょう。
|
薬にトロミをつけると吐き出しにくくなるので、ガムシロップを少量加えても良いでしょう。 |
|
|
このページの先頭へ |
|
|
|
|
赤ちゃんの場合は少量の水で粉薬をおだんご状にして、上あごや頬の粘膜(味を感じない舌以外の所)にお薬をぬりつけ、すぐに、白湯(さゆ)やミルクをお飲ませ下さい。
幼稚園くらいまでの方には、お薬に砂糖を混ぜたり、お薬を水に溶かして砂糖をたしてから冷凍庫に入れてシャーベット状にしても良いでしょう。 |
|
|
このページの先頭へ |
|
|
|
|
|
小児用のお薬は味も匂いも、お子さんが好むように、苦い薬を包むようにコーティング加工が工夫されていますが、病気のお子さんはお薬を嫌がるものです。
そこで、牛乳アレルギーがなければ、コンデンスミルク(練乳)や、チョコレートクリームを小鉢に少量だして、粉薬とよく混ぜてからお飲ませ下さい。「だま」にならないように、粉薬を自宅で再度コーティングするイメージでしっかり混ぜて下さい。
コンデンスミルク等でコーティングした薬を、さらにアイスクリームにつけて「パクッ」っとのませてあげて下さい。
溶けると苦くなる薬を、牛乳やアイスクリームに直接混ぜると、結局は粉薬本来のコーティングが溶けて外れてしまうため、苦くなってしまいます。
クラリス・ジスロマックが飲みにくい理由はこちら
|
|
|
このページの先頭へ |
|
|
|
|
|
混ぜても大丈夫です。
お薬は水と一緒に服用する時に吸収率が良くなるように調整されています。牛乳などと一緒にのむと少し吸収が悪くなることがありますが、薬が全くのめないのでは治療になりませんので、工夫してのませてあげましょう。
|
但し、赤ちゃんにハチミツを与えると、乳児ボツリヌス症という病気にかかることがあるので、3歳くらいまでは薬にハチミツを混ぜてはいけません。 |
|
|
このページの先頭へ |
|
|
|
|
|
抗生物質の場合は要注意です。
抗生物質の中でもマクロライド系の薬は酸性の飲み物と混ぜると極めて苦くなります。具体的にはクラリスロマイシン・ジスロマックなどは、イオン飲料・ジュースなどには混ぜないで下さい。イオン飲料や果汁が含まれているジュースは甘くても酸味があります。
|
クラリス・クラリシッド・ジスロマックが飲みにくい理由
マクロライド系抗生物質は苦みが強いのが特徴です。そこで、お子さんが服用しやすいように、苦いマクロライド系抗生物質は甘い成分でコーティングされています。コーティングは胃酸に触れることでがはがれ、薬の成分が出てくるように工夫されています。コーティングされたお薬をそのままのめれば甘く感じますが、口の中に長く残った場合や、水に溶いて時間がたった場合はコーティングがはずれて苦くなります。また、酸性のものに触れるとすぐにコーティングがはずれてしまうので、イオン飲料・ジュースにまぜるとすぐに苦くなります。 |
|
|
このページの先頭へ |
|
|
|
|
粉薬をシロップに変えたり、違う種類のお薬に変えることができる場合もありますので、遠慮なくお申し出下さい。
但し、全く同じ効果をもつ薬ではなく、類似の効果を期待できる薬に変えることになります。 |
|
|
このページの先頭へ |
|
|