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小泉重田小児科トップ予防接種ワクチン一覧子宮頚がん予防ワクチン(サーバリックス)

サーバリックス(Cervarix)
組替え沈降2価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン

子宮頸がん
を予防する女子用ワクチン
 

定期予防接種・個別接種 小学6年生〜高校1年生の女子、3回接種


子宮頸がんワクチンをお考えの方へ

小学6年生(年度初めの4月1日)

高校1年生(年度末の3月31日)

までの女性無料(定期接種)で接種できます

「高1です。今から定期接種(無料)に間に合いますか?」

接種間隔Q&A


2021年11月12日、「積極的勧奨の再開」が厚生労働省の会議で了承されました。
もうすぐ、ご家庭に予診票が郵送されるようになるでしょう。(2021.11.13追記)

2020年10月から、厚労省の方針が変わりました。高崎市から接種対象者(現時点では高校1年生)にワクチン啓発資料が郵送されています

2013年6月14日から高崎市から予診票の送付やお勧めの通知はありません。

HPVワクチンの接種を受ける皆様へ(別ページ)


子宮頸がんの予防ワクチンは「サーバリックス」と「ガーダシル」、2020年5月に製造販売が承認される見込みとなった9価ワクチンの「シルガード9」という3種類のワクチンがあります。
現時点では、「サーバリックス」と「ガーダシル」が定期接種に用いられており、2つのワクチンからご希望のワクチンを選択できます。
「シルガード9」が定期接種に使用できるようになれば、3種類の中から選ぶことができます。

子宮頸がんもワクチンで予防できる時代になりました。
世界初のがん予防ワクチンは、肝がんを予防するB型肝炎ワクチンです。

サーバリックス(Cervarix)は大人の女性がかかる子宮頚がんを予防するワクチンです。発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染を予防します。HPVは性的接触で感染します。

海外では世界96カ国で小学生や中学生の女子にサーバリックス(ヒトパピローマ ウイルス ワクチン)を接種し、子宮頚がんの発症を予防しています。

ワクチンと子宮がん検診の二人三脚で子宮頸がんに立ち向かいます。
日本ではグラクソ・スミスクライン株式会社から平成21年12月22日に発売されました。

無料で接種できるようになった頃は、ワクチンが不足するほど多くの方が接種を希望されていました。

ワクチンの供給不足について(平成23年7月15日更新終了)
平成23年7月14日付
平成23年7月20日から接種制限はなくなり、どなたにでもサーバリックスを接種できます。

平成23年7月1日付
平成23年度の高校1年生は7月10日から接種が受けられます。「子宮頸がん等ワクチン接種緊急促進事業は、平成24年3月31日までなので、遅くとも9月30日までに1回目を接種しないと3回分の接種を無料で受けることができません。

平成23年6月1日付
平成23年度の高校2年生は6月10日から優先的に接種が受けられます。また、9月30日までに1回目を接種すると3回分の全額が公費負担されます。

平成23年3月7日付
子宮頚がんワクチン「サーバリックス」の国内在庫が少ないため、新規(1回目)の接種を差し控えるよう厚生労働省から連絡がありました。
ワクチン不足に対する国の対応策(終了)

平成22年度の高校1年生が平成23年4月以降(高校2年生に進級後)に1回目の接種をした場合残りの回数を無料で接種できることとする。但し、公費補助の期間は平成24年3月31日までなので、平成23年度の高校2年生は平成23年9月30日までに1回目の接種を行えば残りの2回も公費で接種できるスケジュールが建てられることになります。
 接種時期・スケジュール
10歳以上の女性に3回接種します。

セクシャル・デビュー(初交)開始年齢前の12歳前後から接種することが肝心です。
海外では12歳前後の小児に対する優先的な接種が行われています。
日本では小学校4年生で日本脳炎ワクチン2期(標準的な接種年齢は9歳〜10歳)、小学校6年生で2種混合ワクチン(標準的な接種年齢は11歳〜12歳)が接種されています。
このようなワクチンスケジュールと、日本人女性の初交年齢(女子高校生の初交歴は都市部も地方も70%以上)を考慮すると、小泉重田小児科では、しばらくの間は、遅くとも中学卒業前までにサーバリックスを接種するのが妥当ではないかと考えています。
 接種時の服装について
肩から上腕が露出しやすい服装でご来院下さい。

サーバリックスは肩から少し下の筋肉に薬液を接種するワクチンです。インフルエンザとは接種部位が異なりますので、ブラウスの袖をまくるだけでは、適正な接種部位が露出できません。
一例として、Tシャツなどの上にブラウスなどを着用していれば、下着を露出しなくても「遠山の金さん」状態になれるので、スムーズに接種することができます。
長袖で来院された場合には、Tシャツをお貸しておりますので、窓口でお申し出下さい。
宜しくご協力の程お願い申し上げます。
 
 ワクチンの説明
サーバリックス:組替え沈降2価ヒト パピローマ ウイルス様粒子ワクチン(イラクサギンウワバ細胞由来)
子宮頚がん発症の主要な原因である、発がん性ヒトパピローマウイルス(発ガン性HPV)の16型と18型の感染を予防するワクチンです。
発ガン性HPVを遺伝子組み換えでイラクサギンウワバ細胞に感染させ、発ガン性HPVのDNAを守っているL1タンパクを作ります。L1タンパクのみを取り出すと、発ガン性HPVのDNAが入っていないL1タンパクのウイルス様粒子(VLA)ができあがります。これに免疫を強く付けさせる作用のあるアジュバントを結合させてワクチンができあがります。
ワクチンには
発ガン性HPVのDNAが含まれていませんので、ワクチンを接種して発ガン性HPVに感染することはありません。
 
 子宮頸がんと発がん性ヒトパピローマウイルス(発ガン性HPV)
日本では年間約1万5000人が子宮頚がんにかかり、約3500人が死亡しています。子宮頸がんにかかる人は20歳代〜30歳代で急増しています。
子宮頚がんは若い女性で発症率の高い女性特有のがんで、発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV16型、HPV18型)の感染が主な原因です。発がん性HPVの感染経路は性的接触であり、また、発がん性HPVは感染しても免疫が出来にくいため、何度も感染を繰り返す可能性があります。そのため、セクシャル・デビュー(初交)前にワクチンを接種することが肝要です。
発がん性HPVに感染しても90%は自然に排除されますが、10%は感染が持続します。持続感染者の1%は数年〜十数年後に子宮頚がんを発症するとされています。
 
 効果(平成23年2月23日更新)

サーバリックスを3回接種することで十分な抗体価が得られます。
日本人の小児にサーバリックスを接種したところ成人に接種した時よりも高い抗体価が得られました。
サーバリックスを3回接種すると十分に高い抗体価(子宮頸がんの発症予防効果)が、少なくとも8.4年間維持できることが実証されています。
更に、接種後20年間は高い抗体価が維持されると推計されています。


◆サーバリックスは子宮がん検診に代わるものではありません。ワクチンを接種して感染を予防した上で、産婦人科で早期発見のための子宮がん検診を受けて下さい。
◆サーバリックスによる子宮頸がんの発症予防期間は現時点では正確には分かっていません。(一日毎に発症予防期間が延びていると解釈して下さい。)
◆今後も抗体調査などの経過観察を続けることにより、サーバリックス3回接種のさらなる予防効果延長が期待されています。
◆一方、将来サーバリックスの追加接種が必要になる場合も考えられます。
◆抗体価が20年間持続するという推計は、発症予防期間を推測するというものではありません。
◆子宮頸がんを予防するために必要な抗体価の下限値(カットオフ値)は現在確立されていません。

 
 副反応・副作用
国内臨床試験成績:
接種局所の副反応は、発赤88.2%、腫脹78.8%。
全身性の副反応は、疲労57.7%、筋痛37.9%、頭痛37.9%、胃腸症状24.7%、関節痛20.3%、発疹5.7%、発熱5.6%、蕁麻疹2.65

平成25年6月時点での報告を別ページに記載しました。
 
 接種料金

1回接種あたり16,500円(消費税込み)

平成23年2月1日から高崎市の中学1年生〜高校1年生は接種料金が無料化されました。

 
 助成金(公的補助) 平成23年1月28日更新
平成23年1月4日、高崎市医師会から追加連絡がありました。
高崎市では平成23年2月1日から窓口負担がなくなり無料で接種できます。
平成22年度の高校1年生は、公費補助を受けられる期間が2ヶ月しかありません。2月になったらなるべく早く接種することをお勧めしています。早く接種を始めれば3回接種のうち、1回目と2回目は無料です。3回目は自費になってしまいます。免疫効果を確実にするため、必ず接種して下さい。
(高崎市独自の救済措置があります。平成22年度の高校1年生は、平成22年3月31日までに1回でも子宮頚がんワクチンを接種すれば、高校2年生になっても残りの回数を高校2年生になっても接種できる事になりました。)

接種時の服装についておの願い

 
 リンク(子宮頸がんについて)
allwomen.jp (サーバリックスのサイト)

もっと守ろう.jp (ガーダシルのサイト)

オレンジクローバー (子宮ガン検診の啓発サイト:NPO法人 子宮頸がんを考える市民の会)
 
 定期的な子宮がん検診も必ず受けて下さい
 サーバリックスは2種類の発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV16型、HPV18型)の感染を予防します。しかし、全ての種類の発がん性HPVの感染を予防できるわけではありません
発がん性HPVの感染リスクは
性的にアクティブである間は常に存在するため、サーバリックス接種後もこれまで通り、検診により子宮頸がんの早期発見に努める必要があります。
 市町村が実施する公的な子宮がん検診は、20歳以上を対象として2年に1回の受診間隔で実施されています。
高崎市では「がん検診推進事業」の一環として、子宮頸がん検診を受けやすくするための取り組みを行っています。「子宮頸がん健診無料クーポン」が、21歳・26歳・31歳・36歳・41歳にの方に郵送されます。
現在、20歳代・30歳代女性の子宮がん検診受診率の低さが指摘されています。これからは、
サーバリックスを接種した方こそが模範となり「成人になったら子宮がん検診をうけるもの」という風潮が広まる事を期待して止みません。
 
 統計モデルによる推計された、抗体価の持続期間
サーバリックスの抗体価維持期間を調べた研究は「6.4年間にわたり自然感染時と比較して11倍以上の高い抗体価を維持した」という研究があります。これは2008年に発表された第II相b臨床試験に基づく抗体を実測した結果です。この6.4年という値は2008年に発表された時点のデータなので、今後も抗体調査などの経過観察を続けることにより、サーバリックス3回接種のさらなる予防効果延長が期待されています。2011年2月の添付文書改定では「6.4年間」が「8.4年間」に延長されました。一方、将来サーバリックスの追加接種が必要になる場合も考えられます。しかし、残念ながら現時点では子宮頸がんを予防するために必要な抗体価の下限値(カットオフ値)が確立していないので、追加接種をする基準値も設定されていません。
さて、この2008年のデータを基に、
3つの統計モデルを用いて20年間の抗体価推移を推定したDavidらの研究結果が報告されています。いずれの統計モデルでも少なくとも20年間は高い抗体価が維持されることが推計されています。
Davidらの効果推計方法は下記の3種類です。
1.power-lawモデル:時間経過により抗体価が低下すると仮定したモデル。
2.modified power-lawモデル:抗体の残存と免疫記憶の影響を考慮したpower-lawモデル。
3.piece-wiseモデル:ワクチン接種後7〜12ヶ月、12〜21ヶ月、21ヶ月以上の3つの期間に分けて抗体価の推移を検討したモデル。
文献:David MP et al.Long-term persistence of anti-HPV-16 and -18 antibodies induced by vaccination with the AS04-adjuvanted cervical vaccine:Modeling of sustained antibody responses.
Gynecol Oncol 2009;115:s1-s6

サーバリックスによる子宮頸がんの発症予防期間は現時点では正確には分かっていません。また、抗体価が20年間持続するという推計から、発症予防期間を推測するというものではありません。
 
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