小泉重田小児科

赤ちゃんのワクチンスケジュール

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いつから始めるのですか?

生後2ヶ月になった日から始めるのベストです。
例えば1月1日生まれの方は3月1日から。
ワクチンで予防できる病気(VPD)に罹らないよう早めに始めましょう。

いつでも接種を始められますか?

当院では赤ちゃんに必要なワクチンを全て常備しております。相談にいらした日に、そのまま接種できます。
予約優先型の受付ですので、ご来院前に代表電話でのご予約をお勧め致します。
月曜日~土曜日の午後まで、診療時間内であればいつでも接種できます。

接種当日はこんな感じ

接種当日の流れは次のような感じです

受付窓口で体温計を受け取って下さい。
院内で体温を計る決まりになっております。

接種するワクチンが決まっている方は「予診票」をご記入下さい。

医師とワクチンスケジュールをご相談下さい。

診察を行い、予防接種ができるかどうか、赤ちゃんの体調をチェックします。

ワクチンを用意し「ワクチン名、有効年月日、接種量」の確認を事務スタッフと看護師がダブルチェックします。

接種前に保護者のかたと医師、看護師で「ワクチン名」をトリプルチェックで確認します。

接種します。赤ちゃんの抱き方にコツがあるので、看護師が説明いたします。
同時接種の場合は、1種類のワクチンを接種後、すぐに次のワクチンを接種します。

次回接種するワクチンの種類と日程をご説明致しますので、予約をお取り下さい。

接種後30分程、何か気になる事がないか、確認していただき、終了です。
帰宅後は、いつも通りに、入浴や授乳をしていただけます。

おすすめのスケジュール表


拡大・印刷はこちら(pdf)

生後2ヶ月で接種するワクチンは?

生後2ヶ月では、(1)ヒブワクチン(Hib)、(2)小児用13価肺炎球菌ワクチン(PCV13)、(3)B型肝炎ワクチン(HBV)の3種類を、定期接種として行います。



また(4)ロタウイルスワクチン(任意接種・有料)をご検討下さい。高崎市では補助金もあるため7割以上の方が接種しています。ロタワクチンは口から飲むワクチンです。極めて稀に腸重積症という合併症を認めるため、腸重積症を起こしにくい時期の「生後14週6日まで」に接種します。腸重積症についてはパンフレッを用いて医師が詳しくご説明いたします。

生後3ヶ月で接種するワクチンは?

生後3ヶ月になったら、(1)四種混合ワクチン(DPT-IPV)を始めましょう。
生後2か月からワクチンを始めた赤ちゃんは、(2)ヒブワクチン(Hib)2回目・(3)小児用13価肺炎球菌ワクチン(PCV13)2回目・(4)B型肝炎ワクチン(HBV)2回目を接種します。




ロタワクチンを始めている赤ちゃんは、(5)ロタワクチン2回目(任意接種・有料)も同時に接種します。

生後4ヶ月で接種するワクチンは?

生後4ヶ月では、(1)四種混合ワクチン(DPT-IPV)2回目。
生後2か月からワクチンを始めた赤ちゃんは、(2)ヒブワクチン(Hib)3回目・(3)小児用13価肺炎球菌ワクチン(PCV13)3回目を接種します。




生後5ヶ月で接種するワクチンは?

生後5ヶ月では、(1)四種混合ワクチン(DPT-IPV)3回目。(2)BCG接種を行います。





生後7ヶ月頃で接種するワクチンは?

生後7ヶ月頃では、(1)B型肝炎ワクチン(HBV)の3回目を接種します。





生後8ヶ月で接種するワクチンは?

接種状況を母子手帳で確認しましょう。
未接種のワクチンがあれば、すぐにかかりつけの医師に相談しましょう。
一般的には以下の予防接種が終わっている頃です
全て済んでいれば、次は1歳誕生日に接種します。

1)ヒブワクチン(HIB) 3回
2)小児用13価肺炎球菌ワクチン(PCV13) 3回
3)B型肝炎ワクチン(HBV) 3回
4)四種混合ワクチン(DPT-IPV) 3回
5)BCG 1回
6)ロタワクチン 2回(任意接種・有料)






1歳で接種するワクチンは?

1歳誕生日に、麻しん・風しん混合ワクチン(MRワクチン)1回目を接種します。
同時にヒブワクチン4回目、小児用肺炎球菌ワクチン4回目、水痘ワクチン、おたふくかぜワクチン(有料・任意接種)も接種できます

1歳誕生日に接種するパターン
a)同時に3種を接種・・(1)MRワクチン、(2)ヒブワクチン4回目、(3)小児用肺炎球菌ワクチン4回目、残りは4週後に接種。
b)同時に4種を接種・・加えて(4)水痘ワクチン、おたふくワクチンだけは4週後
c)同時に5種を接種・・加えて(5)おたふくかぜワクチン(任意接種・有料)。すべて一回で終わります。
(お子さんの接種状況により、MRワクチン以外は1歳の誕生日に接種できない場合もあります)
パターンa)のかたが多いです。次に多いパターンはc)です。
注1)ヒブワクチンは3回目接種と4回目接種の間隔を7ヶ月以上開ける必要があります。
注2)小児用肺炎球菌ワクチンは3回目接種と4回目接種の間隔を60日以上開ける必要があり、かつ、1歳になってから接種します。

1歳6ヶ月で接種するワクチンは?

1歳6ヶ月では、接種漏れ(接種忘れ)がないとこを確認しましょう。
忘れやすワクチンは・・
1)四種混合ワクチン(DPT-IPV)の4回目 
通常は3回目の1年後にお勧めしています。3回目は生後5ヶ月頃に受けている方が多いと思われます。

2)水ぼうそうワクチンの2回目
水ぼうそうワクチン2回目は、1回目接種の6ヶ月後にお勧めしています。1回目接種の3ヶ月後から公費で接種できます。
2回目接種用の予診票は新たに郵送されてきません。既にご自宅に届いています。

3)おたふくかぜワクチン
おたふくかぜワクチンは有料の任意接種ワクチンです。通常は1歳で接種します。高崎市では補助金も出ますので、まだ受けていない方はご検討ください

3歳で接種するワクチンは?

日本脳炎ワクチン
厚生労働省のお勧めの接種時期は3歳からです。
接種時期についての話題・・今後地球温暖化で平均気温が上がり、日本でも日本脳炎が蔓延するようになると、もう少し早めに接種するようになるかもしれません。3歳未満の子どもが日本脳炎にかからないかというと、そうではなく、実際に最近、関東地方南部でワクチン接種前の3歳未満児が日本脳炎にかかってしまいました。もともと生後6ヶ月から接種できるワクチンなので、多発している地域では3歳を待たずに接種をお勧めするところもあるようです。当院では特別な方を除いては従来通り3歳からの接種をお勧めしています。特別な方とは東南アジアへ長期滞在する方などです。また、3歳未満児はワクチン接種量が半分になります。

小学校入学前に接種するワクチンは?

1)麻しん・風しん混合ワクチン2期(MRワクチン2回目)
このワクチンは1歳児に1回目を、2回目は「年長さん学年」の4月1日~翌年3月31日までに接種します。

2)おたふくかぜワクチン2回目(有料・任意接種)
おたふくかぜワクチンは麻しん・風しん混合ワクチンと同様に2回目の接種を4~5年後に行います。1歳児に1回目のおたふくかぜワクチンを行った方はちょうど2回目の接種時期を迎えます。

3)水ぼうそうワクチン2回目(年齢によっては有料・任意接種)

4)忘れているワクチンはありませんか?
現時点(年長さん学年)で接種が終わっているはずの定期接種ワクチンは、殆どが7歳6ヶ月を過ぎると有料の任意接種になってしまいます。
小学校に入学してからでは、接種する時間も取りにくくなります。再度、母子手帳を確認しましょう。

ヒブワクチン(Hib)・・4回(接種開始年齢により回数が異なります)
肺炎球菌ワクチン(PCV13)・・4回(接種開始年齢により回数が異なります)
B型肝炎ワクチン・・3回(年齢によっては有料・任意接種)
四種混合ワクチン(DPT-IPV)・・4回
BCG1回
日本脳炎・・3回
水痘ワクチン・・2回(年齢によっては有料・任意接種)
おたふくかぜワクチン・・2回(有料・任意接種)

小学校入学後の定期接種ワクチンは?

1)日本脳炎2期(4回目)・・9歳になると予診票が郵送されてきます。
2)破傷風・ジフテリア二種混合ワクチン・・11歳になると予診票が郵送されてきます。
破傷風・ジフテリア二種混合ワクチンと百日咳の話題・・近年、赤ちゃんの頃に行った百日咳ワクチンの効果が切れてしまい、小学校高学年から成人が、百日咳にかかる傾向が世界的に見られます。そこで、海外では小学校高学年の頃に5回目の百日咳ワクチンを三種混合ワクチン(ジフテリア・百日咳・破傷風)で行い、百日咳の免疫をより強くする取り組みが行われています。日本でも小学校高学年から成人の百日咳の予防のため、一度販売終了になったジフテリア・百日咳・破傷風三種混合ワクチンが再度発売されました。今後はジフテリア・破傷風二種混合ワクチンに代わって、11歳で三種混合ワクチンを接種するようになるでしょう。

同時接種とは?

同時接種とは、1回の受診時に2種類以上のワクチンを投与することです。
まず、麻しん・風しん混合ワクチン(MRワクチン)は、麻しんワクチンと風しんワクチンを別々に作り、後から混ぜあわせた製品です。このワクチンを1種類だけ接種しても、2種類の抗原が同時に体に入りますが、この場合は同時接種とは呼びません。
一方、麻しん単独ワクチンと、風しん単独ワクチンを、1回の受診時に両方接種すると、免疫効果は同じですが、同時接種と呼ばれます。
近年、予防接種で予防できる病気(VPD)の種類が増え、特に赤ちゃんの時期は何種類ものワクチンで体を守っておく必要があります。次のページでご説明する「ワクチンの接種間隔」という決まりを守りながら、病気に罹ってしまう前に、効率よく病気を予防するためにワクチンの同時接種が必要になります。
現在、本邦では、生後2ヶ月になったら、ヒブワクチン(Hib)・小児用13価肺炎球菌ワクチン(PCV13)・B型肝炎ワクチン(HBV)を同時接種する方法が標準的です。(海外では使用しているワクチンが国によって異なるので、接種スケジュールも国ごとに異なります。どの国でも同時接種を前提にスケジュールが組まれています。)
※同時接種がご心配の方は、1種類ずつ接種する事もできますので、ご相談下さい。

接種間隔は?

ワクチンの接種間隔は、接種したワクチンが十分に効果を発揮して、良好な免疫を獲得できるように考えられた概念です。
ワクチンを製造する会社は、発売前に治験を行ってワクチンの安全性や、免疫獲得の状態を調べています。その際に、ワクチンを開発する国の標準的なスケジュールに沿って治験を行うため、ワクチンによって推奨される接種間隔が多少異なります。
また、医学は進歩しますし、私たちを取り巻く衛生環境も変化して行きます。それに合わせて、ワクチンの接種間隔は今後も変化してゆきます。

個々の不活化ワクチンの接種間隔
ヒブワクチン:1回目と2回目の間隔は3週間~4週間の間隔をあけます。
小児用13価肺炎球菌ワクチン:1回目と2回目の間隔は4週間の間隔をあけます。
四種混合ワクチン:1回目と2回目の間隔は3週間~8週間の間隔をあけます。
などなど・・
上記のように、同じ不活化ワクチンでも個々のワクチンによって接種間隔の決まりが異なります。
そこで、一般には、同一の不活化ワクチンの接種間隔は4週間を基本とする場合が多いとされています。

個々の生ワクチンの接種間隔
麻しん・風しん混合ワクチン・おたふくかぜワクチン:通常4~6年の間隔で2回接種します。
水痘ワクチン:6ヶ月間隔で2回接種します。

任意接種とは?

任意接種とは定期接種以外のワクチンのことです。また、定期接種ワクチンであっても接種期間を過ぎてしまうと任意接種になります。
現時点では、ロタワクチン・おたふくかぜワクチン・インフルエンザワクチン(小児)などが任意接種ワクチンです。

VPDとは?

VPDとは「Vaccine(ワクチンで)Preventable(予防可能な)Disease(病気)」の頭文字をとった略字で、「ワクチンで予防可能な病気」という用語です。
海外では広く知られた概念で、ワクチンで予防できる病気に罹らないように、スケジュールに沿ってワクチンを接種することの大切さ、を説明する際に良く用いられます。
VPDに罹ってしまい、稀な合併症に悩まされることがないように、VPDに罹る前にワクチンを受けるようにしましょう。

望ましい接種とは?

お子さんに行う予防接種は、お父さんやお母さんの「子どもが大きな病気に罹らないように、辛い思いをしなくても良いように」という親心から行うものでしょう。私自身も同じ気持ちで自身の子どもに接種してきました。
もしできたら、もう一歩踏み込んで、「どの病気を予防するために、今日はどのようなワクチンを接種するのか?」という疑問を抱いて戴きたいと思います。
接種するワクチンの意義や、どのような病気を予防するためのワクチンなのかを、十分ご理解戴いた上で接種する事が、「望ましい予防接種」であると当院では考えています。
接種前に疑問がありましたら、ご遠慮なくご相談下さい。

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